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【Class no.26】

クリーニングデイ@CAFE Kiitos

~モノと対話するマーケット~

フィンランド発祥の「リサイクルのハードルを下げる」「地域交流」などを目的として開催されるアップサイクルマーケット

フィンランド発のアップサイクル・カルチャー・イベント ≪クリーニングデイ≫ 知ってますか?
フィンランドで、2012年より年2回(5月4週目・8月最終週の土曜日) 開催されているリサイクル・カルチャー・イベント。
日本では、フィンランドの主催者の許可を得て2014年からスタートし、2016年5月には日本全国、北海道から沖縄で同時に50会場で行われました。

日本のクリーニングデイのコンセプトは「アップサイクル・マーケット」
「アップサイクル」とは、
 古い不要なモノに新しい価値(ストーリー)をつける
・古い不要なモノを生まれ変わらせる

ということだそうです。

今回、全世界一斉に行われたクリーニングデイは、8月27日(土)

そんなクリーニングデイが、いわき市のCAFE Kiitos(カフェキートス)で行われました。
その名も・・・

≪クリーニングデイ@CAFE Kiitos~モノと対話するマーケット~ ≫

各種ワークショップやアンティーク雑貨の販売、バザーなどが行われました。

イベントフライヤーはこちら↓

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それでは、レポートしてゆきます。

11時のオープンでしたが、噂を聞きつけてお店が開く前から並んでくださった方も。

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↓こちらは、市内で活動している編み物教室「アムトコ」さんによる
《いらないTシャツを有効活用〜小物入れを編もう》のワークショップの様子。

要らないTシャツ2枚を使って、誰でも簡単にできる指編みで小物入れを作っていきます。

次の時間から始まるワークショップの先生も参加して、異文化交流となりました。

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まずはTシャツを切って、紐状にするところから。

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1時間後には、こんなコロンとしたかわいい小物入れが出来上がりました。

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次の時間のワークショップは、いわき市平にある創業90年以上の「呉服處 根本」さんによる《ふろしき七変化〜いろいろな包み方講座〜》のワークショップ。

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一枚の90cm四方の布が、何通りもの形に変化しました。身近に使えるエコバックからちょっとしたお出かけ用の粋なものまで。なんと帽子にも。

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最後のワークショップは、市内はもとより市外でも幅広い地域でサンキャッチャーのイベントを行っている「Colorful Laughin‘ (カラフル ラフィン)」さん。サンキャッチャーとはクリスタルガラスが太陽の光を受けて輝き、プリズム効果によってたくさんの虹のような光のカケラを空間に作り出すインテリア雑貨。

今回は、クリーニングデイのコンセプトにあわせ《いらないボタンでカラフルサンャッチャー作り》というワークショップとなりました。

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事前に募集した使わなくなったボタンが大量に並びます。いつもはワイヤーを使って作るそうですが、今回はボタンに似合うということで刺繍糸で作ります。
いつもとは違ったデコデコ、モリモリとした、かわいらしいサンキャッチャーに皆さん嬉しそうでした。もちろんサンキャッチャーの名の通り、太陽の光を集めるクリスタルも先端に付けます。
また、カラー診断の資格も持つという先生による、カラー診断付き。パーツとして無意識に選んだ色が、現在の心境や状況を語ってくれます。それを伝える先生。この診断を受けたくて制作する人もいるそうです。

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続いては、出店者の《HAPPY SMILE》さん。来場者の癒しに、占いとカラーセラピーを提供してくれました。

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勉強熱心な《HAPPY SMILE》さん。今もさらに上の資格を取得するため、勉強中だそうです。

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続いては、水素吸入可能なスポットを提供してくれた市内の《リラックスサロン〜Linden〜》さん。水素水を飲むより格段に効果のある水素ガスを吸入できるとあって、疲労回復・老化防止にと体験をする人が集まっていました。

アロマの資格も持つLindenさん。サービスでアロマ体験も。会場全体にアロマのいい香りがただよっていました。

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こちらは唯一遠方、東京から参加の古道具店USED SELECT SHOP《イエノコモノ》さん。イエノコモノさんのショップコンセプトは、「古いに価値を」だそうです。
今回のこのクリーニングデイのコンセプトにまさにぴったりのお店です。

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古い蔵などから出てきたアクセサリーや道具類。
購入する人が、このアクセを身につけていた人はお金持ちだったのかしらと思いを馳せていたのが印象的でした。
モノと対話して、これからの新しい持ち主との新しいストーリーを作っていくのを目の当たりにして何だかとても素敵な気分になりました。

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こちらは、TOYOTA製の足踏みミシン。

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こちらは事前に、「 家で眠らせているコーヒー器具やキッチン雑貨など新しい人の手に渡し、モノたちにもう一度命を吹き込んでみませんか。」とアップサイクルを目指して集めたバザーコーナー。
ちなみにバザーの売り上げは熊本地震義援金として寄付されるそうです。(義援金寄付のご報告はこちら

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クリーニングデイ公式のプライスタグに、値段とメッセージを書く欄があり、メッセージを書くのも読むのも皆楽しそうでした。

そんな、モノに宿るストーリー(メッセージ)をいくつかご紹介。

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こちらは、出店者のハンドメイド作家《cream tea》さん。実は、bobbin・くまこ・comfortable days・ice candyの4人組です。市内・市外のハンドメイド雑貨販売の各種イベントに出店しています。各作品をとても素敵にセンス良くディスプレイされていて、ここだけさながらインテリア・雑貨ショップに迷い込んだようでした。

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続いてはその場の思いつきで、フェイクフードなどのモチーフの雑貨を作るという《Trabant》さん。翌日は東京で開催されるデザインフェスタに出店という多忙な合間を縫っての出店。
いろいろな種類のパンケーキやオムレツ、トーストなど見ているとお腹が空きます。どろっとした半熟のオムレツや溶けかけたバターなど細部にまでこだわって作られています。

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今回、クリーニングデイのコンセプトに合わせて制作していたのは、使わなくなった空きビンにおいしそうなスイーツをデコデコと施したもの。こんなに盛り盛りなのは、まるでスイーツビュッフェの時のお皿のようだとお客さん。

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今回の主催でもある《CAFE Kiitos(カフェキートス)》では、フード・ドリンクを特別メニューで提供。お昼時には、カレーのいい匂いがただよっていました。本格エスプレッソマシン「ラ・チンバリ」で出すカフェラテも好評でした。

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こちらは、完売した「オリーブオイルの塩サブレ」。バターの代わりにエクストラバージンのオリーブオイルを使い、イギリスのマルドンの塩を使っているそうです。

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カフェでの開催ということで、終始ゆったりとした空気が流れていた今回のクリーニングデイ@CAFE Kiitos。

無理なく、できる範囲で、ゆるりと行いましょうというのがクリーニングデイのコンセプトだそうで、それがカフェという場の持つゆったりとした雰囲気にとてもマッチしていたように感じました。

クリーニングデイ発祥の地、フィンランドとの時差は6時間だそうで、フィンランドに6時間先駆けて地元の皆さんとゆるりとムリなく楽しい一日となりました。最後の写真は、笑顔の出店者さんたち。

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Photo & Text /Chou NAKAOKA